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市民公開講座 高齢者の不眠を考える〜その予防と対処法〜

眠れないのは年のせい?~高齢者にありがちな生活習慣からくる不眠の話~
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所
三島和夫先生

人間は加齢とともに睡眠は短く、浅くなっていくものです。若い頃はあんなに長く眠れたのに…そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?そもそもなぜ生物は眠るのか、また、高齢者にありがちな生活習慣による不眠への対処法、よりよい眠りのためのヒントについて紹介します。

生物はなぜ眠るのか?

私たちはなぜ眠るのでしょうか?さまざまな説はありますが大きく3つに分けられます。
一つは「休養」、もう一つは「回復」、そして翌日に向けての準備を整える「始動」です。一日働いたカラダと脳を休養させ、日中にダメージを受けた細胞の回復(修復)を行い、翌日のために免疫力の強化や記憶・作業力をアップさせるなどの準備を睡眠の間に行います。


眠りは“休止”ではなく翌日に向けての“準備作業” 
■休養 ◆ 疲労・眠気の解消◆ エネルギー節約◆ 大脳の冷却
→
■回復 ◆ 気分や血圧の安定◆ 細胞の修復◆ 老廃物の除去
→
■始動 ◆ 記憶・作業力アップ◆ 免疫力の強化◆ 抗ストレス力アップ

年齢とともに睡眠時間は短くなって当たり前

睡眠の役割は、知的活動や肉体労働などで疲れた体と脳を回復させ、翌日に向けて準備を整えること。ですから、活動量が減少している高齢者では必要な睡眠時間が少なくなるのは自然なことだと考えられるわけです。
		
1日の活動量は人それぞれなので、“適正な睡眠時間=〇時間”という答えはなく、年齢とともに睡眠が短くなることに悩む必要はありません。睡眠は日々の生活スタイルと密接に関係しているので、たとえ睡眠時間が短くても休養感があれば大丈夫なのです。

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